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■Red Hat Linux OS

 ここでは、Red Hat Linuxを入手してインストールするまでの手順を説明します。

 RedHat Linux は店頭やインターネット等で販売していますが、インターネットや書籍の付録等で無料で手に入れることもできます。

 無料で手に入れた場合は、サポートはありませんので、問題が起きた場合は自分で解決しなくてはなりません。

 サーバ用にPC/AT互換機のPCが必要となります。使い方にもよりますが、リナックスは非常に軽いため旧式のPCでも十分であることが多くあります。

 PCの設定によってはうまく運用できない場合があります。起動の際に設定を変更する必要があるかもしれません。

 省電力が設定されている場合、一定時間で強制終了されてしまう現象が起きました。





■ダウンロード

 ブロードバンド接続とCD−RがあればインターネットからダウンロードしてインストールCD-ROMを作成する事ができます。 インターネットから無料版を手に入れる場合は、

     http://ftp.riken.go.jp/Linux/redhat/archive.redhat.com/redhat/linux/

からダウンロードできます。


 RedHat Linux 8.0の場合は、ここから 8.0/ja/iso/i386/
に移動します。ここに下記の5つのファイルがあります。 これをダウンロードしてCD-Rに焼き付け、インストールCDを作成します。 インストールに使用するのはdisk1〜disk3になります。

    psyche-i386-disc1.iso

    psyche-i386-disc2.iso

    psyche-i386-disc3.iso

    psyche-i386-disc4.iso

    psyche-i386-disc5.iso

 現在は英語版でRedHat Linux 9.0が公開されています。同様に入手する事ができますが、 まだ試していないため、本サイトでは8.0を中心に説明します。






■インストール準備

ハードウェア要件

    PC/AT互換機

    CPU:X86プロセッサシステム(Pentium以上推奨)

    メモリ:32MB以上(64MB以上推奨)

    ハードディスク:650MB以上の空き容量(1.2GB以上推奨)

ハードディスク構成

 Linuxを利用する場合は、データを収める"/(ルート)"領域と仮想メモリの役割を果たす"swap"領域が必要になります。 理想としてはデータを収める領域を用途に合わせて分割したいのですが、容量の推測が難しいため、 データ領域が見積もりやすい"/boot"領域だけ別パーティションとし、残りは"/(ルート)"領域に収めるようにします。

/boot領域100MB
swap領域256MB
/(ルート)領域約7500MB

インストール準備

 サーバのデータはすべて消してしまうので、必要なデータは別に保存してください。

 起動ディスク作成用にフォーマット済みフロッピーディスクを用意してください。

 CD-ROMから起動できるように設定します。

 省電力設定がされている場合は、設定をオフにします。

 機種によってはそのままではインストールできない場合があります。メーカーのウェブサイト等で確認してください。





■インストール

disk1を挿入し、コンピュータを起動。

グラフィカルモードかテキストモードか聞かれるのでグラフィカルモードを選択。

CD-ROMのテストをするか聞かれるので不要ならば"skip"を押す。

Welcome to Red Hat Linux

 ここからインストール準備作業の開始になります。

Language Selrction

 Japanese(日本語)を選択。

キーボード設定

 キーボードに"半角/全角"のキーがある場合はJapaneseを選択。ない場合はU.S.Englishを選択。

マウス設定

 3 Button Mouse(PS/2)を選択。必要なら3ボタンマウスのエミュレートをチェック。

インストールのタイプ

 サーバには必要最低限のソフトウェアをインストールしたいので、カスタムを選択。

ディスクパーティションの設定

 Disk Druidを使用してパーティション設定を選ぶを選択。

ディスクの設定

 すでに利用されている領域をすべて削除。

 /boot領域の作成

  マウントポイント /boot

  ファイルシステムタイプ ext3

  容量 100MB

  容量固定を選択

  不良ブロックをチェックを選択

 swap領域の作成

  ファイルシステムタイプ swap

  容量 256MB(搭載しているメモリサイズの2倍)

  容量固定を選択

  不良ブロックをチェックを選択

 /(ルート)領域の作成

  マウントポイント /

  ファイルシステムタイプ ext3

  最大容量まで使用を選択

ブートローダーの設定

 変更の必要無し。

ネットワークの設定

 編集をクリック

 インターフェイスeth0を編集

  起動時にアクティブにするにチェック。

  IPアドレス  192.168.0.2

  ネットマスク 255.255.255.0

  としてOKをクリック

 ホスト名 linux.xxxx.com   ← ホスト名+ドメイン名で記述

 ゲートウェイ 192.168.0.1   ← ルータのIPアドレス

 1番目のDNS  192.168.0.1   ← ルータのIPアドレス

ファイヤーウォール設定

 ファイアウォールは、ルータの機能を用いるので、ファイアウォールなしを選択。

言語の追加サポート

 Japaneseを選択。

タイムゾーンの選択

 アジア/東京を選択。

アカウントの設定

 root(管理者)のパスワードを2回入力。

認証の設定

 デフォルトのままでOK。

パッケージグループの選択

 最小を選択

インストール準備完了

 準備作業完了です。

パッケージのインストール

 インストール処理。途中で指示に従いdisk2を挿入。

ブートディスクの作成

 起動ディスクを作成。

インストール終了






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