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■バーチャルホスト設定

 1台のサーバーで2つ以上のドメインを公開する場合、バーチャルホストを利用します。

 バーチャルホストには、NAMEベースとIPベースの2種類があります。

 NAMEベースの場合は、1つのIPアドレスに対し複数のドメインを対応させる事ができますが、SSLを利用することができません。

 IPベースの場合は、1つのIPアドレスに対し1つのドメインを対応させるため、複数のIPアドレスが必要になります。SSLは利用することができます。

 本サイトでは、非固定グローバルIPアドレスを1つだけ有するネットワークを想定していますので、WANに対してはNAMEベースとなります。 LANに対しては、ローカルIPアドレスを割り振ることができますのでIPベースが可能となります。

 バーチャルホストの設定には、DNSサーバーとApacheの設定が必要となります。





■NAMEベース

DNSサーバーの設定

 通常は、基準となるドメインをAレコードで設定し、追加するドメインをCNAMEレコードですることとなります。 CNAMEレコードが使えない場合は、Aレコードで同じIPアドレスを指定するようにすれば大丈夫なようです。

Apacheの設定

 Apacheの設定は、/etc/httpd/conf/ディレクトリにあるhttpd.confファイルを書き換えることによって行うことができます。

# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf


 httpd.confを以下の様に書き加えることで設定ができます。ルーターのローカルIPアドレスを192.168.0.2として 2つの異なるドメインを設定しています。

NameVirtualHost 192.168.0.2

<VirtualHost 192.168.0.2>

DocumentRoot /var/www/html/

ServerName www.nayuta-co.com

</VirtualHost>


<VirtualHost 192.168.0.2>

DocumentRoot /var/www/html2/

ServerName www.nayuta.cc

ErrorLog /etc/httpd/logs/error2_log

CustomLog /etc/httpd/logs/access2_log common

</VirtualHost>


■IPベース

DNSサーバーの設定

 Aレコードでドメインと対応するIPアドレスを設定します。

Apacheの設定

 Apacheの設定は、/etc/httpd/conf/ディレクトリにあるhttpd.confファイルを書き換えることによって行うことができます。

# vi /etc/httpd/conf/httpd.conf


<VirtualHost 192.168.0.2>

DocumentRoot /var/www/html/

ServerName www.nayuta-co.com

</VirtualHost>

<VirtualHost 192.168.0.3>

DocumentRoot /var/www/html2/

ServerName www.nayuta.cc

ErrorLog /etc/httpd/logs/error2_log

CustomLog /etc/httpd/logs/access2_log common

</VirtualHost>






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